子宮頚がん
子宮頸がんは、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって発症します。ただし、HPVは人の皮膚や粘膜に存在するごくありふれたウイルスで、100種類以上の型が存在します。その中で、発がん性の高い型は子宮頸がんを、発がん性の低い型は尖圭コンジローマなどを引き起こします。
感染原因のほとんどは性交渉によるもので、年齢を問わず感染の可能性があります。感染をしてもほとんどが一過性でウイルスは自然に排除されます。しかしウイルスが排除されずに長期間感染が続くと、ごく一部のケースで子宮頸がんを発症します。
ウイルスに感染して子宮頸がんを発症するまで数~十数年を要するため、この間に検診を受け前がん状態を早期発見し、治療することが可能です。ワクチンと検診で子宮頸がんの予防に努めましょう。
子宮頸がん(HPV)ワクチン
HPVワクチンは、2価ワクチンと4価ワクチンの2種類あります。2価ワクチンは初回から1か月後に2回目を、初回から半年後に3回目を接種します。4価ワクチンは初回から2か月後に2回目を、初回から半年後に3回目を接種します。
副反応
接種後に持続的な激しい痛みを感じることがあるとの報告もあります。希望者の方は、事前に医師にご相談ください。
対応可能な予防接種(13歳以上に限る)